よくある質問159:ボックス②の部下の指導方法を教えてほしい。
解答159:ボックス②の部下の指導法についてFAQ157~FAQ159の3回シリーズでお送りしています。 FAQ157では、ボックス②の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介し、FAQ158では、ボックス②の部下のプロフィールと特徴を提示させて頂きました。 FAQ159では、いよいよ、「小田次郎さんをどう指導するのか」について考えていきましょう。
それでは、小田次郎さんの指導法の1例を紹介します。
<目標:感情的側面:Low→Medium>
理論的側面と感情的側面の診断結果の中で特に課題として挙げられた感情的側面の目標達成意欲の強化を中心としたコーチングプランを紹介します。
1.フォーマルな面談の中で、全般的に感情的側面が低く、現時点で期待に応えていないことを伝える
2.入社3年目以降、感情的側面の低下した理由を根本原因診断ツールで診断し、原因を究明する
3.「仕事への情熱を取り戻す」をテーマに四半期(90日間)に3日の一日同行を行なう
・ 同行日の前日までに訪問計画をメールで送るよう依頼する(重点顧客を指名)
・ 同行前に面接を行ない、何時、どの施設で、誰と面談し、何を話し、最終的にどうなりたいかを確認する
・ 情報収集チェックシートを使い、「専門分野と交友関係と好きな話題と嫌いな話題」の理解を確認する
・ ドクターのタイプで話す内容(患者中心など)と話し方(単刀直入になど)を事前に決めて訪問する
・ 既存品の低迷や一部の取引先の売上減少に焦点をあて、目標達成の障害となる問題特定する
4.関心度チェックシートを使い、家族・趣味・社内の人間関係など、どんなことに関心が高いのかも理解する
5.「地域包括ケア」をテーマに毎月30分の会議を開催し、司会・進行を営業所長である私が勤める
6.「地域包括ケア」の事務局に指名し、営業所長である私と関わりを増やす
尚、北斗塾FAQに対するお問い合わせは、北斗塾の『ホームページ』のお問い合わせフォームで、ご連絡ください。