よくある質問157:ボックス②の部下の指導方法を教えてほしい。
解答157:ボックス②の部下の指導法についてFAQ157~FAQ159の3回シリーズでお送りします。 FAQ157では、ボックス②の部下を指導する上での一般的な注意事項を5点紹介します。
- ボックス②の部下には、理論的側面(知識・スキル)と感情的側面(意欲・情熱)の両方に課題がありますが、感情的側面を上げるコーチングに特化してください。理論的側面が低いまま、理論的側面を強化すれば、営業所にとって最強のブレーキ役であるボックス③の部下を創り出すことになりますので、ご注意ください。
- まずは、ナインボックス診断エクセルシートを使い、感情的側面の中で、どこに改善ポイントがあるかを部下に指摘し、この課題解決が、絶対条件であることを部下にはっきりと伝えます。
- 次に、根本原因診断ツールを使い、この課題がどこから生まれたのかを特定し、どうすれば改善されるかを部下と一緒に考えることになります。根本原因の多くは、過去の苦い経験から来ていますので、過去の苦い経験が生まれた原因を究明し、この原因をどうすれば取り除けるかを一緒に考える必要があります。
- また、ボックス⑤の部下と同様に、関心度チェックシートを使って、部下が、何に興味が高いのかを理解しておくことや成功するマネージャーのハンドブックとベルビンのチームロールモデルを使い、部下に、強み・弱みをフィードバックした上で、「10年後のなりたい姿」を部下に考えてもらってもよいと思います。
- ボックス②の部下の現在と将来に寄り添うことが求められます。
FAQ157では、ボックス②の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ158~FAQ159では、ボックス②の部下の1例を提示させて頂き、その部下であれば、「あなたなら、どう指導するのか」を考えて頂きます。
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