北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 131:上司への期待とその要件:マネジメントとしての要件:経験

 

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よくある質問131:部下指導の原点に立ち返り、「上司として持つべき経験」を教えてほしい。

解答130:FAQ128では、上司としての要件は、「心構え」と「知識・スキル」と「経験」で構成されていると説明しました。
FAQ130では、この中で、「上司として持つべき経験」について詳しく紹介します。

FAQ129でお話しした「上司としての心構え」やFAQ130でお話しした「上司として持つべき知識・スキル」を強化していくために、以下に挙げる経験が大きな力を発揮します。

  1. 「業績目標を達成した時に受けた上司・周囲・家族からの賞賛」は、直接、「成果を出すことに対する高い意欲」を高めるだけでなく、他の心構えの強化や知識・スキルを学ぶ勇気を与えます。
  2. 「部下の育成を通じて業績目標を達成する喜び」は、直接、「部下の開発育成に対する情熱」を高めるだけでなく、他の心構えの強化や知識・スキルを学ぶ勇気を与えます。
  3. 「多様な仕事を成功させた経験、あるいは、多くの失敗から学んだ経験」は、人に自信と覚悟を与え、心構えの強化や知識・スキルを学ぶ勇気を与えます。
  4. 「ダイバシーを梃子に革新的な問題解決を実行し、成功させた経験」は、直接、「高い問題解決能力」を高めるだけでなく、新しいことに挑む勇気を与えます。

賞賛・喜び・成功体験・失敗からの学びなどの経験が、マネジメントとして心構えや知識・スキルの強化に一番寄与することを理解してください。

「鯛も鮃も食うた者が知る」のことわざが示すように、鯛やヒラメの美味しさを何度くり返し聞いても、一度でも実際に食べてみることには及ばない。いくら見たり聞いたり書物を読んだりしても、実際に経験しなければ物事の本質は見えてこないようです。

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