北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 201:ナインボックスを使った部下指導:ボックス⑥の部下指導

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よくある質問201:ボックス⑥の部下の指導方法を教えてほしい。

解答201:ボックス⑥の部下の指導法を紹介します。

  • ボックス⑥の部下の理論的側面(知識・スキル)は、すでに秀でていますので、感情的側面(意欲・情熱)をさらに高めれば、組織のロールモデルであるボックス⑨に到達しますので、あなたにとって非常に重要な存在です。
  • まずは、感情的側面の8項目のコンピテンシーの中から部下の強みを1つ、弱みを1つ、理論的側面の8項目のコンピテンシーの中から部下の強みを1つ、部下と一緒に選びます。次に、強みや弱みに選んだ理由を部下の言動レベルで部下と一緒に考え、認識を共有します。そして、強みを活かす計画と弱みの改善計画を部下と一緒に考え、合意してください。ここで、理論的な側面の強みを選んだのは、理論的な側面の強みを活かすことで、感情的な側面のアップを狙うためです。
  • 次に、根本原因診断ツールを使い、この課題がどこから生まれたのかを特定し、どうすれば改善されるかを部下と考えることが重要です。根本原因の多くは、会社や上司に対する不信感や過去の苦い経験から来ていることが多いので、不信感や過去の苦い経験が生まれた原因を究明し、この原因をどうすれば取り除けるかを一緒に考える必要があります。
  • 最後に、関心度チェックシートや成功するマネージャーのハンドブックとベルビンのチームロールモデルを使い、部下に、強み・弱みをフィードバックした上で、「10年後のなりたい姿」を部下に考えてもらってもよいと思います。ボックス⑥の部下の将来にも寄り添うことが求められます。

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