北斗塾ブログ

一般社団法人神戸北斗塾の塾長のブログです

北斗塾FAQ 202:ナインボックスを使った部下指導:ボックス③の部下指導

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よくある質問202:ボックス③の部下の指導方法を教えてほしい。

解答202:ボックス③の部下の指導法を紹介します。

  • ボックス③の部下は、組織にとって最強のブレーキ役ですので、上司と相談しながら、感情的側面(意欲・情熱)を上げるコーチング行ってください。
  • 感情的側面の8項目のコンピテンシーの中から部下の強みを1つ、弱みを2つ部下と一緒に選びます。次に、強みや弱みに選んだ理由を部下の言動レベルで部下と一緒に考え、認識を共有します。そして、強みを活かす計画と弱みの改善計画を部下と一緒に考え、合意を試みてください。
  • しかし、現実は、そう甘くありません。根本原因診断ツールを使い、この課題がどこから生まれたのかを特定し、どうすれば改善されるかを部下と考えることが重要です。根本原因の多くは、会社や上司に対する不信感や過去の苦い経験から来ていることが多いので、不信感や過去の苦い経験が生まれた原因を究明し、この原因をどうすれば取り除けるかを上司と一緒に考える必要があります。
  • このボックスいる方は、役職定年した方などベテランの社員が多いのが特徴です。あなたの上司よりも社歴が長い方も多く、社会人としての最終コーナーの過ごし方に悩んでいる方も多いと推察します。この方々には、定年退職後、再雇用で努められている方の中から、活き活きと働かれている方がいれば、その方をロールモデルとして、一緒に働く機会を増やし、最終コーナーの過ごし方を学んでもらうのもお勧めです。キーメッセージは、「有終の美を飾りませんか」です。

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