北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 142:ナインボックスを使った部下指導 後編:ボックス別の部下指導:ボックス⑦の1

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よくある質問142:ボックス⑦の部下の指導法を教えてほしい。

解答142:ボックス⑦の部下の指導法についてFAQ142~FAQ144の3回シリーズでお送りします。 FAQ142では、ボックス⑦の部下を指導する上での一般的な注意事項を5点紹介します。

  1. ボックス⑦の部下には、理論的側面(知識・スキル)に課題があるので、理論的な側面を上げるコーチングを支持的に行うことが効果的です。
  2. 理論的側面には、大きく、1)製品関連の知識、2)顧客関連の知識、3)セリングスキル、4)プランニングスキルの4項目があり、どこに改善ポイントがあるのかを、言動レベルで部下に説明できることが求められます。
  3. また、改善プランは、経験値の低いボックス⑦の部下に考えさせるのではなく、一番成功確率の高いプランを上司であるあなたが考え、部下に具体的に指示し、部下に成功体験を持ってもらうことが重要です。成功体験を持てば、指示されなくても自ら進んで行なうようになります。そして、遅くとも、入社5年以内に、理論的側面をMediumに引き上げるよう指導してください。
  4. 一般論として、上司は、ボックス⑦④①の部下と同行することが多過ぎるので、同行回数を減らし、ボックス③⑥⑨の部下の同行回数を増やすようにしてください。
  5. そして、ボックス⑦の部下を含め、理論的側面の低い部下を対象とした勉強会のリーダーは、必ず上司であるあなたが半分以上行なってください。理論的側面の低い者同士で勉強しても意味がありません。あなたが、部下の理論的側面の成長を観察し続けることが重要です。

FAQ142では、ボックス⑦の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ143~FAQ144では、ボックス⑦の部下の1例を提示させて頂き、「あなたなら、どう指導するのか」を考えて頂きます。

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