よくある質問158:ボックス②の部下の指導方法を教えてほしい。
解答158:ボックス②の部下の指導法についてFAQ157~FAQ159の3回シリーズでお送りしています。 FAQ157では、ボックス②の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ158~FAQ159では、ボックス②の部下の1例を提示させて頂き、その部下であれば、「あなたらどう指導するのか」を考えて頂きます。
それでは、ボックス②の部下の症例検討会をスタートします。
<プロフィールと特徴>
小田次郎、社歴:5年目、社会人歴:5年目、性別:男性
理論的側面と感情的側面の診断結果をお示しします。
- 理論的側面は、加重平均=2.8とMediumとなり、製品知識やセリングスキルは高い傾向が、プランニングスキルは低い傾向があります。
- 感情的側面は、加重平均=1.5とLowとなり、特に目標達成意欲に大きな課題があります。
営業総合ランキング:8位、達成率:8位、グロス:7位、伸び率:8位
コーチング履歴:四半期(90日間)に1日の一日同行を実施している
研修履歴:なし
組織での役割:なし
チームへの貢献:他人を怒らせる、人を傷つける(Shaper)
関心・興味:特出するものはない
特記事項:入社2年目までは、WILLも高く、同期入社のリーダー的な存在であった
ナインボックスのポジション:ボックス②、理論的側面:Medium、感情的側面:Low
特徴1:全般的に感情的側面が低く、特に、目標を達成したいという意欲に欠ける
特徴2:既存品の低迷、一部の取引先の売上減少
特徴3:会議でほとんど発言をしない、報告書の遅延がみられる
あなたは、このボックス②(理論Medium/感情Low)の部下をどう育成しますか?
来週、この部下のコーチングプラン(計画立案)の例を紹介します。
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