北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 151:ナインボックスを使った部下指導 後編:ボックス別の部下指導:ボックス⑧の1

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よくある質問151:ボックス⑧の部下の指導方法を教えてほしい。

解答151:ボックス⑧の部下の指導法についてFAQ151~FAQ153の3回シリーズでお送りします。 FAQ151では、ボックス⑧の部下を指導する上での一般的な注意事項を5点紹介します。
ボックス⑧の部下には、理論的側面(知識・スキル)に課題があるので、理論的側面を上げるコーチングを支援的に行うことが、効果的です。ただし、理論的側面に課題があるといっても、既に平均的な水準には達していますので、ボックス⑦の理論的側面のコーチングとは異なります。
ボックス⑧の部下の場合、理論的側面の中で、「製品関連の知識」と「セリングスキル」は、すでに高いレベルにあるが、一部の「顧客関連の知識」や「プランニングスキル」に課題がある方が多いようです。ナインボックス診断エクセルシートを使い、どこに強化ポイントがあるかを部下と一緒に考え、合意し、解決策を一緒に考えることが重要です
また、ボックス⑧の部下には、本社や支店全体のプロジェクトのメンバーに指名するなど、理論的側面を上げるための新たな仕掛けが必要です。
そして、現在、ボックス⑨に任せている営業所内の重要な役割の一部をボックス⑧に継承し、営業所全体の課題解決の経験を積ませるようにしてください。
一般的にボックス⑧の部下の課題は、「顧客関連の知識」や「プランニングスキル」にあることが多いので、ボックス⑧の部下のロールモデルは、ボックス⑨の部下ではなく、あなたであることを自覚してください。あなた自身が、「顧客関連の知識」や「プランニングスキル」を磨き続けることが重要です。

FAQ151では、ボックス⑧の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ152~FAQ153では、ボックス⑧の部下の1例を提示させて頂き、その部下であれば、「あなたなら、どう指導するのか」を考えて頂きます。

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