北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 110:ナインボックスを使った部下指導 前篇:問題特定:概要

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よくある質問110:ナインボックスを使った問題の特定方法を教えてほしい。

解答110:問題とは、「あるべき姿と現状とのギャップ」と定義します。通常、問題に落とし込むことができれば、解決策(活動計画)を立てることが出来ます。そして、問題は、その組織やその組織で働く人々が関与できることで、最終目標と密接に関連していることに限定することが重要です。

そして、「ナインボックス」で以下の場合は、組織の問題として取り上げます。

  • ボックス③②①が、1/3以上存在・停滞し、ブレーキ役になっている
  • ボックス⑨⑧⑥が、1/3以下で、アクセル役が不足している
  • ボックス⑨が、ひとり、あるいは、誰もいない。ロールモデル不在

特に、ブレーキ役のボックス③②①該当する部下の割合が、アクセル役のボックス⑨⑧⑥よりも多ければ、組織の士気が上がることはないですし、業績も改善することはありません。

また、根本原因とは、「問題(あるべき姿と現状とのギャップ)を理解しただけでは、解決策を立てることのできない、人(部下と上司)の能力や考え方にかかわる障害」と定義します。この障害を診断するためのツールとして「根本原因診断ツール」「関心度チェックシート」があり、これらのツールを使って解決策を立てることができます。

尚、「根本原因診断ツール」については、来週投稿予定のFAQ111で詳しく説明します。そして、「関心度チェックシート」については、再来週投稿予定のFAQ112で詳しく説明します。

尚、北斗塾FAQに対するお問い合わせは、北斗塾の『ホームページ』のお問い合わせフォームで、ご連絡ください。