北斗塾ブログ

一般社団法人神戸北斗塾の塾長のブログです

北斗塾FAQ 192:ナインボックスを使った部下指導:問題特定

f:id:ichiro-kikushige:20190816122817j:plain

よくある質問192:ナインボックスを使った問題の特定方法を教えてほしい。

解答192:問題とは、「あるべき姿と現状とのギャップ」と定義します。通常、問題に落とし込むことができれば、解決策(活動計画)を立てることが出来ます。そして、問題は、その組織やその組織で働く人々が関与できることで、最終目標と密接に関連していることに限定することが重要です。

そして、「ナインボックス」で以下の場合は、組織の問題として取り上げます。

  • ボックス③②①が、20%以上存在・停滞し、ブレーキ役になっている。
  • ボックス⑨⑧⑥が、28%以下で、アクセル役が不足している。
  • ボックス⑨が、ひとり、あるいは、誰もいない。ロールモデル不在

特に、ブレーキ役のボックス③②①該当する部下の割合が、アクセル役のボックス⑨⑧⑥よりも多ければ、組織の士気が上がることはないですし、業績も改善することはありません。

ここで、20%以上、28%以下の理由をご説明します。 理論的側面の割合も感情的側面の割合も、High=上位20%、Medium=中間の60%、Low=下位20%なので、ナインボックスの個々の割合は、ボックス⑤が36%、ボックス②④⑥⑧が12%、ボックス①③⑦⑨が4%の理論値が得られます。アクセル役のボックス⑨⑧⑥は4%+12%+12%=28%となり、ブレーキ役のボックス③②①は4%+12%+4%=20%となります。実際の割合は、ボックス①が4%より大きく、ボックス②が12%より小さく、ボックス⑨が4%より大きく、ボックス⑥が12%より小さく、ボックス⑤が36%より大きくなる印象がありますが、ここでは、理論値を紹介させて頂きます。

尚、北斗塾FAQに対するお問い合わせは、北斗塾の『ホームページ』のお問い合わせフォームで、ご連絡ください。