北斗塾ブログ

一般社団法人神戸北斗塾の塾長のブログです

北斗塾FAQ 124:部下への期待と評価方法:部下をどう評価するのか

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よくある質問124:営業管理職として、私は、部下をどう評価すればよいのですか。

解答124:先週投稿したFAQ123では、「部下に何を求めるか」についてお話ししましたが、FAQ124では、「部下をどう評価するのか」についてお話しします。

会社が給与として社員に払うことが出来る原資には限りがあり、この原資を有効に活用するために、多くの会社は、 Pay for performance(業績の達成度に応じて給与額を決定する方法)と相対評価の業績評価制度を導入しています。

部下の職責の要素をリストアップした上で、それぞれの職責の要素の評価ウエイトを決め、評価ポイントに変換し、評価ポイントの高い順に良い評価を与えることになります。私の経験としては、5グループの相対評価がベストだと思います。具体的には、Aグループ(評価ポイントの上位5%)、Bグループ(評価ポイントの上位5%~20%)、Cグループ(評価ポイントの上位20%~80%)、Dグループ(評価ポイントの上位80%~95%)、Eグループ(評価ポイントの下位95%~100%)の5グループに分け、ボーナスや昇給(メリットインクリース)に反映させるのがよいと思います。Cグループ(評価ポイントの上位20%~80%)は、全評価者の60%を占めますが、評価ポイントに大きな差がみられませんが、AグループとCグループ、CグループとEグループでは、大きな差(有意差)がみられます。そして、欧米であれば、AグループとCグループとEグループの3グループだけでもよいのですが、日本では、より細やかな5グループの相対評価がベストだと思います。特に、直近3年の業績がAグループあるいはBグループの評価であれば、昇進・昇級の判断材料の一つに使うことが出来ますし、長期にわたりEグループあるいはDグループの評価を取っていれば、降格の判断材料の一つとなります。

具体的には、部下の評価も、「営業目標の達成」と「活動目標の達成」と「行動規範の順守」で構成されており、{営業目標の達成のポイント+活動目標の達成のポイント}X 行動規範の順守の係数 でトータル評価ポイントが計算でき、トータル評価ポイントの高い順に高い評価を得ることになります。

詳しくは、来週からのFAQでご紹介します。

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