北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 119:ナインボックスを使った自己開発:現状分析:理論的側面とは

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よくある質問119:ナインボックスを使ったSelf Development Planの理論的側面の概念を教えてほしい。

解答119:先週投稿したFAQまでは、現場で役立つ問題解決の概要(FAQ101~109)、ナインボックスを使った部下指導(FAQ110~113)、ナインボックスを使った顧客管理(FAQ114~118)をお送りしましたが、今週からは、<ナインボックスを使ったSelf Development Plan>をご紹介します。ただし、今までのナインボックスは、部下や顧客の現状を分析し、問題を特定し、活動計画を立てることに主眼が置かれてきましたが、<ナインボックスを使ったSelf Development Plan>では、自分の内面を見つめ、自分で問題を見つけ、自分で解決策(Self Development Plan)を立てることが求められています。

まず初めに、「Self Development Planの理論的な側面」の定義について紹介します。あなたが、MRを部下に持つ営業所長であれば、私は、Self Development Planの理論的な側面を「コーチングスキルと問題解決能力とリーダーシップの発揮」と定義しています。

次に、MRを部下に持つ営業所長を例に、理論的な側面のHigh/Middle/Lowの概念を説明します。
1.コーチングスキル」を例にすると、他の営業所長と同じレベルで、顧客や患者さんのニーズにあったプロモーションや効果的な説明会ができるよう部下を指導していれば、Middleとなり、他の営業所長より低いレベルであれば、Lowとなり、他の営業所長より高いレベルであれば、Highのボックスに該当します。
2.「問題解決能力」を例にすると、他の営業所長と同じレベルで、営業所全体や個々の部下の現状を理解し、問題を把握し、活動計画を立案し、実行し、評価していれば、Middleとなり、他の営業所長より低いレベルであれば、Lowとなり、他の営業所長より高いレベルであれば、Highのボックスに該当します。
3.「リーダーシップの発揮」を例にすると、他の営業所長と同じレベルで、現状を把握し、優先課題を取り纏め、部下に浸透させ、結果を評価し、部下にまっすぐにフィードバックすることができていれば、Middleとなり、他の営業所長より低いレベルであれば、Lowとなり、他の営業所長より高いレベルであれば、Highのボックスに該当します。

それでは、あなたの上司としての理論的側面を自己評価してください。あなたは、High、Medium、それとも、Lowですか? そして、その評価を自分に与えた理由を自分に説明してください。

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