北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 118:ナインボックスを使った顧客管理:計画立案:概要

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よくある質問118:ナインボックスを使った顧客管理の計画立案の方法を教えてほしい。

解答118:FAQ114からナインボックスを使った顧客管理について紹介してきましたが、その最後として、計画の立案について説明します。

まず初めに、ナインボックスを使った顧客全体の問題の解決方法を3つ紹介します。

  • 製品シェアの低いボックス③②①の顧客を減らす計画を立てる。
  • 製品シェアの高いボックス⑨⑧⑥の顧客を増やす計画を立てる。
  • ロイヤルカスタマーであるボックス⑨の顧客を複数に増やす計画を立てる。

次に、ナインボックスのボックス別の解決策を少し紹介します。

  • ボックス⑦④①の顧客には、理論的な側面を上げる製品説明を行うことが効果的です。
  • ボックス⑥⑤の顧客には、「情報収集チェックシート」を使い、感情的側面を上げるアプローチを行なうことが効果的です。
  • ボックス⑧の顧客には、全国講演会に招聘し演者と話す機会を設定するなど、理論的な側面を上げるための新たな仕掛けが必要です。
  • ボックス③②の顧客には、根本原因を特定したうえで、感情的側面を上げるアプローチが求められます。特に、ボックス③の顧客の場合は、あなたの上司に相談してみることも検討してください。

最後に、計画の立案の注意点を2つ紹介します。1番目は、活動計画が、具体的で、測定可能で、達成可能で、期限付きで、最終目標と密接に関連していることを確認してください。2番目は、顧客と会社の両方にとって価値ある計画(Win-Win)であることを確認してください。顧客のためと言い会社に損害を与える活動計画も、会社の意向を一方的に顧客に強いる活動計画も禁忌です。

これで、ナインボックスを使った顧客管理を終わらせて頂きます。来週からは、<ナインボックスを使ったSelf Development Plan>をご紹介します。ここまで勉強してくるとお分かりだと思いますが、ナインボックスは、上司であるあなた自身にも使えます。ナインボックスを使い、自己啓発計画を立てることが出来ます。

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