北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 143:ナインボックスを使った部下指導 後編:ボックス別の部下指導:ボックス⑦の2

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よくある質問143:ボックス⑦の部下の指導法を教えてほしい。

解答143:ボックス⑦の部下の指導法についてFAQ142~FAQ144の3回シリーズでお送りしています。 FAQ142では、ボックス⑦の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ143~FAQ144では、ボックス⑦の部下の1例を提示させて頂き、その部下であれば、「あなたらどう指導するのか」を考えて頂きます。
それでは、ボックス⑦の部下の症例検討会をスタートします。
<プロフィールと特徴>
名前:大川真一郎、社歴:2年目、社会人歴:2年目、性別:男性
理論的側面と感情的側面の診断結果をお示しします。

  • 理論的側面は、加重平均=1.7とLowとなり、特にセリングスキルが低い傾向にあります。
  • 感情的側面は、加重平均=4.0とHighなり、特に顧客志向と目標達成意欲が高い傾向にあります。

営業総合ランキング:6位、達成率:3位、グロス:8位、伸び率:1位
コーチング履歴:四半期(90日間)に6日の一日同行を実施している
研修履歴:営業所の製品勉強会に毎週参加
組織での役割:営業所のムードメーカー
チームへの貢献:外交的、熱心な、関係構築がうまい(Resource Investigator)
関心・興味:学習(スキルアップなどへの関心)と組織(全国No.1の営業所になる)
特記事項:高校時代サッカー部のキャプテン、県大会準優勝の経験
ナインボックスのポジション:ボックス⑦、理論的側面:Low、感情的側面:High
特徴1:新製品の売上好調、顧客に可愛がられ、新規開拓も実施している
特徴2:製品知識(特に競合品)やセリングスキル(特に、提案)に課題がある
特徴3:効果的な説明会の企画、実施、フォローアップに課題がある

あなたは、このボックス⑦(理論Low/感情High)の部下をどう育成しますか?
来週、この部下のコーチングプラン(計画立案)の例を紹介します。

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