よくある質問113:ナインボックスを使った計画の立案の方法を教えてほしい。
解答113:FAQ105からFAQ109でナインボックスを使った現状の分析の方法について説明しました。続いて、FAQ110からFAQ112でナインボックスを使った問題の特定の方法について説明しました。そして、FAQ113では、<部下編>の最後として、ナインボックスを使った計画の立案について説明します。
まず初めに、「計画の立案のコツ」を3つ紹介します。
- まず始めに、実現可能性は考慮に入れず、他人のアディアを否定することなく、いろいろな解決策を考えてみる。
- 活動計画の主語を1人称にし、なるべくポジティブ考えてみる。
- 活動計画は、Specific(具体的に)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(最終目標と密接に関連している)、Time bound(期限つき)であるかを考慮する。
次に、ナインボックスを使ったあなたの組織全体の問題の解決方法を3つ紹介します。
- ブレーキ役のボックス③②①の人数を減らす。
- アクセル役のボックス⑨⑧⑥の人数を増やす。
- ロールモデルであるボックス⑨の人数を複数に増やす。
最後に、ボックス別のコーチングの内容とアプローチ方法を少し紹介します。
- ボックス⑦④①の部下には、理論的な側面に課題があるので、理論的な側面を上げるコーチングを支持的に行うことが、効果的です。
- ボックス⑥⑤の部下には、「関心度チェックシート」を使い、感情的側面を上げるコーチングを支援的に行なうことが効果的です。
- 特にボックス⑥の部下には、会社や支店全体の会議で成功例を発表してもらうなど、感情的な側面を上げるための新たな仕掛けが必要です。
- ボックス⑧の部下には、会社や支店全体の知識・スキル関連の重要プロジェクトのメンバーに指名するなど、理論的な側面を上げるための新たな仕掛けが必要です。
- ボックス③②の部下には、「根本原因診断ツール」を使い、感情的側面を上げるコーチングが求められます。
- 特に、ボックス③の部下の場合は、あなたの上司に相談してみることも検討してください。
これで、ナインボックスを使った現状の分析・問題の特定・計画の立案<部下編>を終わらせて頂きます。来週からは、<顧客編>をご紹介します。顧客にもナインボックスが使えるというのも、面白くありませんか?
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