北斗塾ブログ

一般社団法人神戸北斗塾の塾長のブログです

北斗塾FAQ 172:問題解決の手法

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よくある質問172:現場で役立つ問題解決の手法(ツール)を教えてほしい。

解答172:問題解決の手法(ツール)をいくつか紹介させて頂きます。
組織や製品の問題解決の手法としてお勧めなのが、「SWOT分析」 と「KJ法」 を組み合わせて使うことです。
SWOT分析」 とは、目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つであるとフリー百科事典のウィキペディに書かれています。
KJ法」 とは、文化人類学者の川喜田二郎東京工業大学名誉教授)がデータをまとめるために考案した手法である。KJは考案者のイニシャルに因む。データをカードに記述し、カードをグループごとにまとめて、図解し、論文等にまとめていく。共同での作業にもよく用いられ、「創造性開発」(または創造的問題解決)に効果があるとフリー百科事典のウィキペディに書かれています。
SWOT分析」 と「KJ法」 を組み合わせは、本社の年間計画(Annual Operational Plan)や製品戦略(Product Strategy)を立てる時にも使えますし、支店の販売戦略を立てる時にも使えます。何よりもありがたいのは、関係者が一堂に会し、戦略を立てることで、チームビルディングが図られことです。あなたが、部門長や本社部署のリーダーに就任されたときは、就任後3か月以内に、あなたのリードのもと部下や関係者と「SWOT分析」 と「KJ法」 を組み合わせて戦略を立てることをお勧めします。

次に、人に係る問題を解決するための最強かつ最適のツールである「ナインボックス」を紹介します。横軸を理論的な側面、縦軸を感情的な側面と呼び、それぞれHigh/Middle/Lowの3つに分けることにより、全体として9つのボックスに分けることができます、理論的側面Lowかつ感情的側面Lowをボックス1と呼び、順次ボックスの番号が増え、理論的側面Highかつ感情的側面Highをボックス9と呼びます。この「ナインボックス」に、「情報収集チェックシート」 、「関心度チェックシート」、「根本原因診断ツール」 を組み合わせて部下のコーチングプランを立てると今まで気づいていなかった現状分析や問題・根本原因の特定ができるようになります。

  • 「ナインボックス」 :現場(支店・営業所レベル)の人に係る問題を解決するための最強かつ最適のツール
  • 「情報収集チェックシート」 :ナインボックスの理論的側面を向上させるために適したツール
  • 「関心度チェックシート」:ナインボックスの感情的側面を向上させるために適したツール
  • 「根本原因診断ツール」 :根本原因の特定に適したツール

部門長や本社部署のリーダーの方は、6つのツール全てを、営業所長の方は、「ナインボックス」、「情報収集チェックシート」、「関心度チェックシート」、「根本原因診断ツール」の4つ、営業マンの方は、「ナインボックス」を理解し、使いこなすことが求められます。詳しくは、来週以降のブログで紹介します。

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