北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 167:ナインボックスを使った部下指導 後編:ボックス別の部下指導:ボックス③の2

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よくある質問167:ボックス③の部下の指導方法を教えてほしい。

解答167:ボックス③の部下の指導法についてFAQ166~FAQ168の3回シリーズでお送りしています。 FAQ166では、ボックス③の部下を指導する上での一般的な注意事項を紹介しましたが、FAQ167~FAQ168では、ボックス③の部下の1例を提示させて頂き、その部下であれば、「あなたらどう指導するのか」を考えて頂きます。

それでは、ボックス③の部下の症例検討会をスタートします。

<プロフィールと特徴>

下山ひふみ、社歴:15年目、社会人歴:15年目、性別:男性

理論的側面と感情的側面の診断結果をお示しします。

  • 理論的側面は、加重平均=4.3とHighとなり、特に「顧客から信頼される話法」は支店を代表するレベルです。
  • 感情的側面は、加重平均=2.2とLowとなり、会社への理解と組織貢献への情熱が極端に低い傾向にあります。

営業総合ランキング:5位、達成率:5位、グロス:1位、伸び率:7位

コーチング履歴:一日同行は行なっていない

研修履歴:管理職養成研修に参加、高評価を得る

組織での役割:営業所内で既存製品(新製品と主力品を除く)のプロマネ

チームへの貢献:意欲に欠ける、他人を鼓舞する能力に欠ける、批判的すぎる(Monitor)

関心・興味:ボートフィッシング

特記事項:3年前までは、営業所所長候補であった

ナインボックスのポジション:ボックス③、理論的側面:High、感情的側面:Low

特徴1:顧客から一目置かれている。「顧客から信頼される話法」は支店を代表するレベルである

特徴2:会社、営業部、支店、営業所の方針や目標を批判するだけで、提案を行なうことがない

特徴3:会議に遅刻してきたり、自分のセッション以外は、スマホやPCを見ていることがある

あなたは、このボックス③(理論High/感情Low)の部下をどう育成しますか?

来週、この部下のコーチングプラン(計画立案)の例を紹介します。

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