北斗塾ブログ

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北斗塾FAQ 122:ナインボックスを使った顧客管理:計画立案:概要

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よくある質問122:ナインボックスを使ったSelf Development Planの計画の立案の方法を教えてほしい。
解答122:FAQ122では、「ナインボックスを使った計画の立案」の具体例を紹介します。

FAQ119の理論的側面とFAQ120感情的側面の自己評価の結果、あなたは、ボックス④の営業所長であると認識し、FAQ121で、あなたの問題(強化ポイント)は、以下の3点であることが、特定できました。

  • 接点同行が多く、部下指導を主眼とした一日同行が少ない。
  • 顧客との信頼関係を強化するスキルはあまり指導していない。
  • ベテラン社員の同行はあまり行っていない。

上記の3つの問題についてのSelf Development Planを立てていくのですが、大切なことは、部下のナインボックスを使った開発育成プランとリンクさせることが重要です。主に、自分も成長させながら、部下の成長を促す計画を立ててください。上記の3つの問題について、活動計画例を作成しましたので、イメージ作りにご活用ください。

  • 接点同行が多く、部下指導を主眼とした一日同行が少ない。

→ボックス⑤の中田MRと「顧客から信頼される話法や態度」をテーマに四半期(3か月間)に2日の一日同行(同じMRと5時間以上)を行なう。
→ボックス④の中屋敷MRと「訪問軒数のアップ(+3軒/日)」をテーマに四半期に4日の一日同行を行なう。

  • 顧客との信頼関係を強化するスキルはあまり指導していない。

→顧客との信頼関係を強化するスキルのコーチングに評判の高い同僚の高井所長と同行を支店長にお願いし、実際にどうコーチングをするのかを学ぶ。
→ボックス⑧の高野MRと「顧客から信頼される話法や態度」をテーマに四半期に2日の一日同行を行なう。
→「顧客から信頼される話法や態度」をテーマに営業所会議でディスカッションを行い、強化策についてMRからアイディアを求める。

  • ベテラン社員の同行はあまり行っていない。

→ボックス⑨の上山MRと四半期に2日の一日同行を行ない、上山MRの顧客から信頼される話法や態度のベストプラクティス(成功事例)を見つけ、営業所内外でアピールする。
→ボックス③の下川MRと四半期に2日の一日同行を行ない、下川MRのベストプラクティスを見つけ、営業所内外でアピールする。また、根本原因診断ツールを使い、感情的側面の低い原因を究明する。

繰り返しになりますが、<ナインボックスを使ったSelf Development Plan>では、自分の内面を見つめ、自分で問題を見つけ、自分で解決策(Self Development Plan)を立てることが求められています。研修や啓発本よりも、仕事の中からの方が、学びが大きいことを実感してください。

今週のFAQ122を持ちまして、現場で役立つ問題解決の概要(FAQ101~105)、ナインボックスを使った部下指導(FAQ106~113)、ナインボックスを使った顧客管理(FAQ114~118)、ナインボックスを使ったSelf Development Plan(FAQ119~122)を終了させて頂きます。来週からは、部下指導の原点に立ち返り、部下に何を求め、どう評価するのかについてお話しします。

尚、北斗塾FAQに対するお問い合わせは、北斗塾の『ホームページ』のお問い合わせフォームで、ご連絡ください。